東南アジアに辿り着いて思うこと

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bali
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お風呂の排水溝が詰まらずに、気持ちよく流れるだけで幸せを感じる私。

いつも使っている無香料の石鹸が売り切れだった為、仕方なく少し高い蜂蜜入りの石鹸を購入。その石鹸で体を洗い、嬉しく嬉しくて笑いが止まらない娘。

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当たり前のこと

ご飯を食べられること。
水が出ること。
電気を使えること。
シャワーを浴びられること。
寝る場所があること。
雨漏りしないこと。
清潔なトイレがあること。
エアコンから冷たい風が出ること。

人っていうのは単純だ。当たり前に思っていたことがそうでなかったことに気づくと、些細なことでも幸せを感じるようになる。東南アジアに来て、人々の屈託のない笑顔をみていると、いろんなことがよく分からなくなってくる。

私たちは一体なんのためにこの地球上に生まれてきたのであろうか?

この国のこと好き? それとも嫌い?

果たしてこの国のことが好きなのか、嫌いなのか、自分でもよく分からない。正直、好きなところもあれば嫌いなところもある。

最初に告白するが、私は強迫性障害の不潔恐怖である。だから、普通に考えたら東南アジアなんて絶対に無理。しかしながら、磁石のように何度もこの国に引き寄せられてしまう。

2012年の夏に初めてこの国に来て以来、4度目の滞在となる。通算で1年過ごしたことになる。

肌が弱いこともあり、日本では合成洗剤を使わない暮らしをしている。香料なんてもってのほか。子供の学校の持ち回りの割烹着のアイロン掛けなんて、拷問に近い。

しかし、ここは合成洗剤天国。洗濯物をランドリーに頼むと、柔軟剤の匂いでムンムンになって返ってくる。普段なら耐えられないほどの匂いでも、ここでは不思議と許せてしまう。

日本ではあまり馴染みがないが、ここではUBERやGRABといった民間タクシーが普及している。よく利用するのだが、不潔恐怖の私からみると、車内が汚いことが多い。どうしてそうなるのか分からないほど座席がシミだらけなこともある。臭かったりもする。

我慢の限界を超える時は、忘れ物をしたふりをして一言謝ってからキャンセルすることもある。そして、もう一度タクシーを探したり、UBERやGRABをアプリで手配したり。

刻々と過ぎていく時間にイライラすることもある。何かお願いしても、笑顔で応えてくれるのだが、うやむやになってしまうことも多い。

不便であることに間違いはない。

しかし、この国には私たちを惹きつける何かがあるのだ。不思議な不思議な国なのだ。

そして、そんなこの国が私たちは大好きなのである。

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