妊娠・出産はそれぞれ壮絶なドラマを作り出し、そこから始まる子育て。
最初に想像を超えてびっくりするのが、赤ちゃんが思ったより寝ないということ。新生児期からぐっすり長く眠っている子もいるけれど、寝ない赤ちゃんを抱っこしているまっただ中にいると、このままずっと…? と不安になりますよね。
大変な寝かしつけ、ずっと続くものなのでしょうか?
大変! 赤ちゃんが寝ないっ!!
赤ちゃんが泣いている!それは朝から晩まで一日中!!ママが眠かろうが、お客様が来ようが関係なし!!
新生児期は本当によく泣いています。
(赤ちゃん)泣いたー!
→(私)抱っこしてみる
→(赤)泣いている
→(私)授乳かオムツ替え
→(赤)まだ泣いている
→(私)あっ、ゲップが足りなかったかな? 今度は縦だっこ
→(赤)「ゲプンッ!!」と大きなゲップ
→(私)ゆらゆら〜〜〜寝たかな? そっと下ろす
→(赤)泣く
→(私)また立って抱っこ。寝たから下ろす
→(赤)また泣く
なんてやっているうちに結構時間が経っていて、もう次の授乳じゃない? の繰り返し・・・家事どころか、トイレだっていつ行けばいいの?
こんな世界です。24時間この繰り返し。
この合間に、自分の食事、トイレ、睡眠など最低限の活動をします。何もできていない割に忙しく過ぎていく時間・・・想像と全然ちがーう!!!
でもね、そこまでの状況は意外と長くは続きません。
数ヶ月で、昼間周りを見てポーッと過ごす時間が増えたり、夜眠るようになったり、少しずつ変わっていきます。赤ちゃんによって、ペースは様々です。
育児書などを見て『◯ヶ月には◯時間寝る』とかいう表記には惑わされないで下さいね。
赤ちゃんがよく眠る方法とは?!
抱っこ、オムツ替え、授乳・・・これらをしたからって、すんなり寝てくれるとは限りません。
我が家の子供達が、比較的よく眠った方法をお伝えします。赤ちゃんによって好きなことが違うので、これは参考程度にして、あなたの赤ちゃんが好きな寝方を探してあげて下さいね。
また、一度すんなり寝たからって毎回同じ方法で眠ってくれるわけでもない・・・。今日はどれがいいのかなー? とパズルでもやるような感じで探るのも楽しいですよ。
・抱っこでゆらゆら
・縦抱っこ
(首がまだ座ってなければ、首は押さえておいて)
・バウンサー
(我が家にはなかったからか、児童館でお借りした時に何時間も寝ていました。)
・タオルや毛布で赤ちゃんを包んでそのままコロリとおく
(抱っこで寝ても下ろすと泣く、のパターンに効果的)
・背中をつけないように、横向きに寝かせる
(下ろすと泣くパターンの時のもう一つの方法)
・自分が仰向けになり、お腹の上に乗せて一緒に寝る
・周りの音環境を変えない
(急に騒がしくなったり、静かになったりするとよく起きたので、常にラジオをつけてザワザワさせておきました。)
下の子の場合は特に、上の子のお友達が遊びにきていて賑やかな中ではぐっすり眠っていたのに、帰って静かになったとたん泣き出すことも多かったです。
シーン・・・とした中で眠ってしまうと、ちょっとした音でも起きてしまうので、コソコソ活動しないといけなくなり大変!!なので、最初からザワザワしておく。
これお勧めです!!
寝かしつけも夜泣きも大変!!
昼夜の区別ができてくると、今度は『夜泣き』を始める子もいますよね。我が家の場合、1人目と2人目は割と早い時期に8〜10時間くらいまとめて寝てくれるようになり、平和な夜だったのですが、3人目はなぜかそうはいかない。
1歳半になった今現在、朝まで眠ってくれたことが数回ある程度です。
だけど、周りの人に聞いても、幼稚園に入ってからもまだ夜泣きが・・・という人はいないので、眠ってくれるようになる日を待ちわびています。それでも、眠いものは眠い!
眠れないとイライラすることも増えて…でもイライラすると子供は敏感なので、いろいろ感じ取ってしまい、余計に寝てくれません。ということで、やっぱりママも眠らないと!!
私の解決方法は、単純ですが、『やらなくてはいけないことを後回しにする!!』です。
食器洗いなど、普段なら子供が寝てから起き出してやっていることを、朝にまわし、子供が寝た時に一緒に寝てしまいます。その作戦にするときは、ドライヤーとか、歯磨きとか、上の子たちと一緒にさっさと自分も済ませておきます。
また、夜眠ることができなかったときは、昼寝を一緒にできるように狙いをつけたりしています。
少し大きくなると、抱っこから降ろすとかの手間はなくなるけど、また徐々に問題が変わってきます。寝つきが悪くなるので、昼間たくさん活動させたり、昼寝から早めに起こしたり、ですね。
だけど、そのうち親がついてなくても勝手に眠れるようになります。今は可愛い我が子が寝る姿を見守りましょう。
まとめ
大変なことは、今回お話しした『寝る』以外にも次から次へとやってきて、いつの間にか終わっていて、でも気づいたらまた違う大変なことが・・・子育てってそうやって常に親子で向き合いながら、何かを解決しながら、成長していけるものなのではないかと思います。
昔、ヨガの先生から聞いて、いいなと思った話をお伝えします。
『大変』というのは、大きく変わると書きます。大変と思うときは、皆さんのお子様が作った大きな変化によって、自分が成長させてもらえている時期にいるんです。
「大変だー!もう嫌だー!」ではなくて、「大変!!大きく成長させてくれてありがとう!!」という考え方はいかがでしょうか?
どの時期にも現れる『大変』さんとは、そういう付き合い方がいいな、と教えてくれた先生に今でも感謝しています。
『大変』が出てくるたびに、確かに考えたり行動したり、親子で成長している。もし、『大変』がなかったら、きっと子育てが、義務的でつまらないものになってしまうのではないでしょうか?
次はどんな『大変』がくるんだろう?って、毎日ワクワクしながら乗り越えていきましょう。
とはいえ、もちろん一人で抱え込まず、誰かに話したり、大きな声を出したり、発散してくださいね!!