習い事の先生が子供に与える影響について考えてみよう

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ボールで遊ぶ子供たち
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子供が育つ中で、たくさんの先生と関わることになります。

学校の先生でも、習い事の先生でも、どんな先生と出会えるかで、その後の人生が変わってしまうくらい重要なことです。

どんな先生だと良い影響を与えてもらえるのでしょうか?

長男と長女、それぞれの出会った先生についてお話ししながら、考えてみたいと思います。

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目次

長男がリトミックで出会った先生

長男が初めて出会ったのは、2歳頃に通い始めたリトミックサークルの先生でした。

他の生徒が音に合わせて体を動かしている中、長男は何故か真顔で先生を見つめて、少しも動かない状態がしばらく続きました。レッスン後、本人は楽しかったと言います。

ある時、先生と話す機会があり、いつも息子の態度が悪くてすみませんと伝えました。

すると、先生はそんなことないよ。全部覚えようって真剣に見てるんだよ。今必死にインプット中だから、そのうち動き出して、大きくなったらきっとみんなを引っ張っていくリーダーになるよ、楽しみだね!!と言ってくれました。

え? あんな姿、そこまで褒めなくていいのに…と思っていたら、ある日突然、本当に完璧に体を動かし始めたのです!! これには、びっくりしました。

一度動き始めたら自信がついたのか、その後はすぐに動くようになりました。

小学生になった今、リーダーにはなっていませんが、独自の世界を持っていてちょっと周りからは認められている存在になっているようです。

リトミックの先生が、息子のただ見ているだけの姿を認めてくれていなかったら、私も通うのが面倒臭くなり、辞めてしまっていたかもしれません。もしくは、無理矢理やらせなきゃと思ってしまっていたかもしれません。

しかし、先生の一言で待つことができました。

リトミック自体が脳の成長も促すし、いい先生に巡り会えたし、親子共々良い経験になりました。

習い事の先生が怒ってばかり?

女の子

3歳下の長女は、先日習い事を辞めました。幼稚園生の時に始めた、体を動かす習い事(A)です。

最初は緊張してレッスンに参加できなかったのを、入れるようになるまで待ってくれた先生でした。参加できるようになると、毎週通うのが楽しみな場所となりました。

だんだん教室の規模が大きくなってきて、先生も増えて、ある時方針が変わりました。

動きがよく見えるようにと髪型、服装は指定されたものとなりました。今までよりも上手になりそうで、それは素晴らしいと思いました。そして、挨拶も厳しく、レッスンも厳しくなりました。しかしそれは、長女にとって衝撃的な変化でした。

楽しく通っていた習い事だったのに、先生に怒られるのが怖いと言うようになり、曇った顔で教室に入っていくようになりました。

もしかすると、上級クラスに移ったのがきっかけだったりしたら、頑張れたのかもしれません。だけど、現実は一方的に方針が変わっただけです。突然これからは厳しくしますと言われても、ついていけない子供もいます。

同じ時期に、長男も同じような体を動かす別の所(B)に通っていました。その発表会を見て、長女も入りたいと言い続けていたのです。

しかし運動系を2つは…と思い、ずっと入らないでいたのですが、その方針が変わるのをきっかけに1年だけ両方やってみようということなりました。やってみてからどちらを続けるのか絞ろう、と。

しかし、答えはすぐに出ました。

最初から通っていた(A)には顔を曇らせて行くようになり、長男の通っていた(B)には満面の笑みで通うようになったのです。お兄ちゃんが一緒だからではありません。お兄ちゃんがお休みの時も、1人で楽しそうに通います。

同じ時期に、発表会がありましたが、びっくりするほど出来が違いました。

まず、指導方法が全然違うのです。(A)ではたくさん怒られるので、ビクビクしながらの練習です。

かたや新しく入った(B)では、

  • 子供にはそれぞれのペースや得意なことがある
  • やる気になるタイミングもそれぞれ違う
  • その子にあったやり方で、やる気を引き出したい

という考えで指導してくれます。

だけど、前から通っている(A)の先生だって、基本的には同じ考えなのです。厳しくした方がいい子とそうでない子がいることも分かっている。だけど、辞めることを伝えた時に、長女に対しては厳しくしていないと言われたのです。

私は、それは先生が厳しくしていないつもりなだけで、子供が怖がったらそれはもう厳しいのでは?と思います。これが高学年の子供の話なら少しは理解できますが、まだ低学年です。長女は、先生が怒ってばかりで怖いと、レッスン前に家で号泣するようになったのです。

辞めていく子はみんな簡単にやめていくとも言われました。

『簡単に辞める』と思ってしまうくらい生徒の気持ちを考えることができなくなっている先生に教わることは何もない、と思いました。

とても信頼していた先生だったので、とても残念に思いました。

もちろんこの方針が合う子もいるでしょう。ただ、長女にはどうしても無理でした。

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まとめ

遊ぶ子供

いろいろな習い事があります。習い事なんて、やってもやらなくてもいいものだけど、そこで出会う先生も子供の人生にものすごく影響してきます。

今回の件で、まずは先生を見極めてから習い事を決める。やりたいだけでは続けていけないこともある、ということを知りました。

もちろん教室の方針も大事でしょうが、その前に、それぞれの子供のことをきちんと見てくれる先生にお世話になりたいと思います。

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