出産を機に仕事を辞めると、子供がある程度大きくなって仕事を再開したいと思った時に、子供がいることを理由になかなか仕事につくことができません。また仕事につけたとしても、子供の都合で早退したり、欠勤したりが多いと、働きにくくなってしまいます。
子育てしながらでも働きやすい仕事はあるのでしょうか？
私の体験から考えてみます。
出産後はじめての仕事
出産間近にそれまでの仕事は辞めて、専業主婦をしていた私ですが、子供が小学校と幼稚園に行き始め、２人が慣れるのを見計らってから、短時間のパートの仕事を始めてみました。大人数いる食品工場のラインに入る仕事です。
本当は出産前にやっていたようなパソコン使って資料を作ったり図形をかく仕事をしたかったのですが、週２〜３日で短時間勤務となるとそう簡単にはありません。
初出勤の前日。子供が熱を出しました！ 初日から休むのは…とドキドキでしたが、すぐに熱は下がり初日は無事に行けました！
そして翌日。再び発熱です！！ まだ幼稚園児で誰かに預けるわけにもいかないので、いきなりの欠勤です。
しかし、休んだからすぐクビになるわけでもなく、その後も週単位で予定を決めつつ、子供が熱を出したら時々休んだり、義母に預けたりしながら、１年ほど働きました。
ある日、その工場が人員を減らさなくてはいけなくなりました。その情報を聞くよりも前に、来週で打ち切りという連絡が！！ 子供の不調で休んですぐだったので、さすがに見切りをつけられたのかと思いましたが、やはり人員を減らすためだという事。
でも周りの人に聞いた限り、私が一番最初に言われている可能性が高い。人数減らさなければならない時に、元々の出勤日数も少なく、当日欠勤の多い人なんて最初に切られますよね。
休む連絡をするたびに後ろめたい気持ちになったりもしましたが、子持ちにも比較的融通がきいて、働きやすい職場でした。うちの子供たちは、よく熱を出したり不調になったりするので、休みやすい職場で良かったのですが、そう都合よくはいきませんでした。
子育てしながらも次の仕事
次の仕事は、面接に行ったら最初の話とは違い、オークションの出品、梱包の仕事でした。そこは、時給ではなく売上から何割かを給料にするところでした。ミニミニ個人事業主ということです。
毎日３時間程度という契約でしたが、休んで次の日に多くやるのもよいし、短時間の日、長時間の日があってもよい。さらに、開始時間も都合に合わせて良いとの事。アパートの一室なので、誰かに見られることもなく自由度高も高い。
売上がどうなるかは分かりませんでしたが、楽しそうだし、時間の自由が魅力ですぐに始めました。
始めてみたら、時間が自由なのはとても良かったのですが、売り上げを上げるための努力をしなければならず、結構厳しいことを言われました。だけどそこの社長の話は私をやる気にさせ、もっと頑張りたい、売り上げ伸ばしたい、と思えたので、追いつかなければ、土日も仕事に行くようになっていました。
夏休みなどは子供を連れて行っても良かったので、子供を連れていき、宿題をしたり本を読んだりして過ごしてもらっている間に仕事をしました。子供もなぜかその場所が大好きになりました。
これでお給料が保障されていたら、これほど良い職場はありません。だけど現状はそんなに甘くはありません。時間を費やしてはいるけれど、収入はあまり伸びず・・・
それが数ヶ月やっていくうちに、コツが分かってきたのか、どんどん売り上げが上がってきたのです！ 怒られすぎて辞めたくなりながらも、頑張ったら伸びるという経験はやる気につながりました。もっと続けたい！と思いましたが、３人目出産となりそのタイミングで辞めることになりました。
出産後、赤ちゃん連れですぐに復帰しても良いと言われましたが、かなりせっせとやらないと売り上げにつながりません。もう最後のつもりの子育てなので、片手間ではなくきちんと成長を見届けたいので、まだ小さな時期から仕事をするのはやめました。
今後戻るかは未定ですが、あのまま続けて収入が伸びていくのなら、子育てしながらでも働きやすい仕事だったと思います。
完全に在宅の個人事業主となって軌道に乗れば、赤ちゃんがいてもできたのでしょうが、そこまで進むには何年か必死の日々が必要だそうです。のんきに幼稚園児と小学生がいない間にできるような簡単なことではないのでした。
今は、赤ちゃんと家にいながらでも合間合間にできる仕事を少しずつやっています。
まとめ
出産後の社会復帰はなかなか難しいものですが、子供の年齢によっても働きやすさが変わってきます。
子供のいる友達の間でも、働きやすいのは融通がきくところだということで意見が一致します。子供の不調は急ですからね・・・。
面接で子供がいる話をしたにも関わらず、子供都合で休むと厳しいことを言われる職場も多いので、働こうと思っているママは、そのあたりをよく確認した方が良いでしょう。
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